2020/1/14に合同会社ユー・エス・ジェイは新エリア「スーパーニンテンドーワールド」における情報を公開するキックオフイベントを開催し、インタラクティブアクティビティに使用する「パワーアップバンド」及び周辺関連物についての発表を行いました。
「パワーアップバンド」について特許の解説等がネットになかったため少しお話したいと思います。
1:「パワーアップバンド」とは?
「エリア内で購入し、スマートフォンにダウンロードしたUSJアプリと連動させることで、エリア内に数十ヵ所配置されたハテナブロックなどを叩いてコインやスターを獲得できる」とのことで、ワンドマジックの任天堂版といった具合だと思われる。
2:どんな体験ができる?
上記の「コインやスターを獲得できる」の他に、「さまざまな条件を達成することでマリオのキャラクタースタンプなどを獲得でき、スタンプごとに設定されたコインも入手可能。ハテナブロックやスタンプ獲得などで集めたコインの合計数を来場者どうしでリアルタイムに競うランキングもあり、『スーパーマリオ』のゲームさながらの世界が体験できる。」とのことだ。
ついに、ゲーム体験が現実のものとなるということだ。
また、エリア内には“キーチャレンジ”と呼ばれるアトラクションも用意されていて、「ゴールデンキノコを奪ったクッパJr.が3つの鍵をかけてしまった」という設定で、キーチャレンジをクリアーすると入手できるキーを3つ集めることで、ほかのゲストと協力しながらさまざまな敵キャラクターと対決する“ボスバトル”に挑戦できるとのことだ。
(ちなみにこれをずっとプレイランドと言ってました)
3:どんなシステムが使われてるの?
このバンドには「Interactive systems and methods with tracking devices」という特許が使用されている。(特許番号US10360419)
日本語訳すると、「トラッキングデバイスによるインタラクティブ要素のシステムと方法」となる。
特許概要
「
ウェアラブルデバイスは、識別情報を保存するメモリを備えた無線周波数識別(RFID)タグを含んでいます。ウェアラブルデバイスは、電磁放射からの電力を利用するように構成された電力収集回路も備えています。さらに、ウェアラブルデバイスは、電力収集回路に結合され、電力を利用してウェアラブルデバイスの状態を監視するように構成されたセンサーを備えています。さらに、ウェアラブルデバイス センサーに結合され、状態を示すデータをRFIDタグのメモリに書き込むように構成されたマイクロコントローラを備え、RFIDタグは、RFIDリーダーからの電磁放射の受信に応じて識別情報とデータを送信するように構成される。
」
概要中に含まれる「無線周波数識別(RFID)タグ」というのはSuicaやGoogle Pay、その他様々な場所で利用されている無線タグ(NFC)を筆頭とする無線情報送受システムのことです。
つまり、ワンドマジック等でも利用されている電磁放射を用いた無線電力授与システムにより起電力を受け取ったウェアラブルデバイスが作動し、固定センサーに接近すると大元システムが照明操作等に係るシステムに実行サインを送り「ピコーン」という音やはてなブロックが光るなどといった効果を実行させるということだ。
この特許において、IDリーダー(はてなブロック)は複数のウェアラブルバンドに搭載されたタグを識別することが可能であり、またタグによって応答反応を変更が可能だとのことです。
この特許技術には物理的及び仮想的なターゲットの他に、キャラクターへの接近や施設に固定された端末により得た結果をタグに対して記録することも可能であるとのことです。
つまり、「マリオカート」や「ヨッシーアドベンチャー」等で得た記録をこの「パワーアップバンド」を持っていると記録することができるのではないでしょうか!(知らんけど)
4:ところでたぶんボス戦のシーンらしきものがMVに載ってる件について
コラボソングであるGalantisとCharli XCX の「WE ARE BORN TO PLAY」のPVにてキーチャレンジのボス戦らしきシーンがあった。
それがこちら↓
まぁ面白そうですね!
ますますオープンが楽しみです!!
記事:Scoop.J
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