ゲンティン・シンガポールが現在運営するユニバーサルスタジオシンガポール。
昨年2019年の4月3日に運営会社より突然発表された、「ミニオンパーク」及び「スーパーニンテンドーワールド」の2エリアの建設プロジェクトは覚えているだろうか。
今回は、このプロジェクトについて解説していきたいと思う。
全く動きありませんが(失敬)
1:そもそも何故あのタイミング?
運営会社ゲンティン・シンガポールはIR(統合型リゾート)である「リゾーツ・ワールド・セントーサ」を運営している。
そして、ユニバーサルスタジオシンガポールはこのリゾート内に含まれている。
IRというものはどこの国に行っても何かと法規制の対象となるギャンブルエンターテイメントであるカジノ(個人的にはそう思わないが)を含む。
そのため拡張などは自社判断でポンポンとできないわけだ。(だからUPRが気に食わなくて、ユニバーサルスタジオシンガポールの向かいの島のコンテナドックを買い取って第二パークという名目で自社でパークを作って潰そうとしていたという話は内緒だ…(内緒にしてね))
つまり国との兼ね合いがあるということだ。
そして、シンガポールの通商産業省と財務省が認可したのがあのタイミングだったということだ。
ちなみに云千万円分の投資をするとかしないとか…
2:どこに新エリアはできるの?
ではそんなめんどくさい環境で運営してるユニバーサルスタジオシンガポールは、どこに新エリアを建設するのだろうか。
ミニオンパークエリア
実は「ミニオンパーク」については発表済みである。
それはなんと「マダガスカル」のテーマエリアを潰すとのこと(さよならドリームワークス)。
場所は下の図内赤枠箇所
スーパーニンテンドーエリア
このエリアが本当に厄介だ(いろんな意味で)
USJでも今年オープン予定(6月後半とか聞いてますがどうなんでしょうかUSJCさん)のスーパーニンテンドーエリア。
このエリアの建設位置についてはゲンティンから全く発表がない。
というか建設する意思が見えない
UNIVERSAL SCOPは過去に2つの噂を紹介している。
(1)古代遺跡エリア潰す説
現在マミーライドとつまらんミニライド(ps:ごめんなさいUC)が導入されているこのエリア。
箱の大きさが既に確保されているため有力であったため紹介していた。
場所としては下の図内青枠部
(2)ウォーターワールドさよなら説
ユニバーサルスタジオシンガポール唯一のアクションショーステージである「ウォーターワールド」エリアが潰れるんじゃない?という噂
こっちもかなりの大きさが確保できるため可能性は大いにある。
場所はマップ見ればわかるが、一応紫枠で図示しておく。
3:何ができるの?
(1)ミニオンランド
ここには定番の「Despicable Me: Minion Mayhem(日本名:ミニオンハチャメチャライド)」が「マダガスカル・クレート・アドベンチャー」跡地に建設されるでしょう。
形式は恐らく日本と同じオムニマックスドーム式シュミレーションライドシアター方式と思われます。
また、「キング・ジュリアンズ・ビーチ・パーティーゴーランド」の跡地には恐らくオリジナルのアトラクション(メリーゴーランド方式に変更はなし)が導入されるでしょう
ハリウッドや北京と同じ“Sky Silly Fun Land”メインになるのか、日本と同じ“ミニオンに乗っ取られた町”をメインとするのかは発表されていません。
個人的には後者希望です。
(2)スーパーニンテンドーワールド
どこに作るにせよ確実に導入されるのは世界最新鋭の技術によりついに実現した「マリオカート」のアトラクションでしょう。
「パワーアップバンド」が使用可能なアクティビティゾーン及び「キーチャレンジ」も確実に導入されるでしょう。
その一方で拡張性に乏しいシンガポールでは「ヨッシーアドベンチャー」や「ドンキーコング:マインコースター」、「ゼルダの伝説」をテーマとしたアクションショー、ポケットモンスターのゾーン、カービーやスプラトゥーンをテーマとするアトラクションの導入は絶望的なのではないでしょうか。
よって、「マリオカート」と「パワーアップバンド」、「キーチャレンジ」のこの3つのみが導入されるのではないでしょうか。
拡張性に限りがある(諸説あり)と言われているユニバーサルスタジオジャパン以上に拡張性が乏しいユニバーサルスタジオシンガポール。
今回記事にした拡張プロジェクトは既存エリアを完全に犠牲としているため、運営側も決断にかなりの時間がかかったでしょう。
だからこそ、他のパークに劣らない魅力的な“何か”ができることを僕は期待しています。
記事:Scoop.J
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